ドミニカ流?!ご飯の炊き方

ドミニカ共和国式 ご飯の炊きあがりイメージ(イメージ写真) ドミニカ暮らし
ドミニカ共和国流の炊き方で炊いたご飯をイメージした画像です

ホームステイ先で教わった、ドミニカのご飯の炊き方

ドミニカ共和国でホームステイを始めてから驚いたことの一つが、ご飯の炊き方でした。日本では炊飯器が当たり前だけど、こちらでは鍋を使って炊くのが基本

日本でずっと炊飯器でお米を炊いていた私からすると「焦げないのかな」「火加減難しくない?」と不安だらけでしたが、ホストマザーが丁寧に教えてくれて、少しずつコツがわかってきました。

そして何より驚いたのが、おこげ(ドミニカでは”コンコン”と呼ばれます)の人気ぶり!

さらに、炊くときに油や塩を入れることもあって、これがまた風味の決め手になっているんです。

この記事では、実際にホストマザーがつくるドミニカ共和国流ご飯の炊き方を、写真と一緒に紹介します。

電気がなくても、おいしいご飯は炊けるんだなあと感じた体験でした。

ドミニカのご飯事情はちょっとユニークで興味深い

ドミニカでは、ご飯はほぼ毎日食べられる主食。特にお昼ごはんの時間には欠かせない存在です。

ご飯に、肉料理(鶏・牛・豚など)や豆の煮込みを合わせた「ラ・バンデーラ(La Bandera)」という定番スタイルがあり、それはまさしくドミニカの国民食と言ってもいいくらい。

そして面白いのが、ご飯の炊き方や仕上がりの好みにも個性があるところ。

例えば、「コンコン」と呼ばれる鍋底にできるおこげも大人気!日本では「焦げちゃった…」となりそうですが、こちらではむしろごちそう扱いです。

また、炊くときに油や塩を加える家庭も多いです。

油といっても種類は様々で、普通の食用油のほか、オリーブオイルやココナッツオイルを使うこともあります。

少しの油でご飯にツヤが出たり、コンコンがより香ばしく仕上がったりと、ちょっとしたひと手間が味に差をつけてくれます。

さらにもうひとつ驚いたのが、停電が起きてもご飯は炊けるということ。

ドミニカでは停電が日常茶飯事です。特に田舎は首都よりも頻繫にあります。でも多くの家庭はガスコンロを使っているので、電気がなくてもご飯が炊けるんです。

電気が止まっても、ご飯を炊くことができるということは嬉しいですよね。

材料と道具

今回は、白米の炊き方をお伝えします!

【材料】

  • 白米(ドミニカ風にするならインディカ米)
  • オリーブオイル

【道具】

  • 鍋(ふたつき)
  • コンロ or ガス火

作り方ステップ

今回は、3リブラ(約1360g)÷150g(1合) ≒ 約9合つくります!

ちなみにドミニカ共和国では通常リブラという単位を使います。1リブラ≒453g です。

  1. お米の計量
  2. お米を洗う
  3. 鍋に水と塩を入れ沸騰させる
  4. お米を入れて水気がなくなるまで火にかける
  5. オリーブオイルを入れる
  6. 弱火にして10分~15分火にかける
  7. 完成

写真付きでみてみましょう。

1.お米の計量

ドミニカ共和国でお米を計量している様子の写真です。

今回は約9合=3リブラを炊いていきます。私は9合なんて日本で炊いたことないです。(笑)

ドミニカ共和国では一度に食べるお米の量が日本の1.5倍はあると思います。

こちらの計量カップは1/2リブラですので、満タン6杯分を使います!

余談ですが、お米は安いのを買っているため、お米の中に乾燥しすぎて黒いお米や変色したお米が混じっているので、軽量する前にそれらを取り除く作業をします。3リブラ分でその作業をしようとすると4時間はかかると思います。

2. お米を洗う

ドミニカ共和国でお米を洗っている写真です

日本と同じ要領です。

3.鍋に水と塩を入れて沸騰するまで火にかける

こちらのカップ3杯分いれます。すみません、肝心な水量がわかりませんでした。また分かったら追記します。

スプーン2杯分の塩を入れます。私のホストマザーは、ナチュラルな塩が好きらしく粒の大きい塩です。

混ぜている写真です

塩が溶けやすいようにたまに混ぜます

ドミニカ共和国で鍋に水と塩を入れた後、沸騰した様子の写真です

沸騰しました

4.お米を入れて水気がなくなるまで火にかける

ドミニカ共和国でご飯を炊く過程の写真です。

火力や分量にもよりますが、十数分で水分がなくなります。

ドミニカ共和国でご飯を炊く過程の写真です。

5.オリーブオイルを入れる

ドミニカ共和国でご飯を炊く過程の写真です。オリーブオイルをいれています。

オリーブオイルを入れます。この写真じゃわかりにくいと思うのですが、このスプーン実は、普通のスプーンの5倍くらい大きいスプーンです。

普通のスプーンだと1杯くらいです。

ちなみに私のホストマザーはヘルシー志向ですので、この分量ですが、一般的なドミニカ人だとスプーン2杯くらいは入れます。塩もほかの方だともっといれます。

ドミニカ共和国でご飯を炊く過程の写真です。

軽くまぜます。

6.弱火にして10分~15分火にかけます

ドミニカ共和国でご飯を炊く過程の写真です。

7.完成

ドミニカ共和国でご飯を炊く過程の写真です。

上の方のお米を食べてみて、芯がなければ完成!もしまだ硬かったり芯があれば、2~3分ずつ追加で火にかけてみてください。

まるで塩むずび おかずがなくてもOk

ドミニカ共和国の一般家庭のご飯の写真です。

いざ実食!コンビニの塩むずびを彷彿させるおいしさ!(コンビニよりも若干塩気が多めかも)

私は日本で、おかずを食べきってしまった後、白米だけを食べるのは少し苦手です。その時は、ふりかけやキムチをご飯にかけて食べます。

しかしドミニカ流ごはんだと、たとえおかずがなくなっても、お米に味付けされているので食べ続けられます。

食感は水分量にもよりますが、若干硬めです。

ちなみに、コンコンはこんな感じです。

ドミニカ共和国のご飯 おこげの写真です

下側にある茶色っぽいのがコンコン(おこげ)です。こちらもカリカリで美味。

おわりに~ドミニカご飯は奥が深い~

鍋で炊くドミニカのご飯は、シンプルなようでいてとても奥が深い料理だと感じています。

基本の白ごはんだけでなく、お肉や野菜を一緒に炊き込んだご飯や、豆を使った「モロごはん」、さらにココナッツオイルやココナッツミルクで煮るご飯など、家庭によってレパートリーも豊富。

私も、機会があればもっといろいろな炊き方を教わって、作れるようになりたいなと思っています。

また、ドミニカの料理は味つけがしっかりしている(濃いめ)のが特徴なので、

ご飯自体に塩や油を入れるときは少し控えめにした方が、バランスがよくなると感じました。

それぞれの家庭の味を大切にしながらも、自分なりのちょうどいい加減を見つけていくのも楽しみのひとつです。

ぜひ、みなさんもドミニカのご飯づくり、挑戦してみてくださいね!

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