ある日の午後、家でのんびりしていたとき、ふと「恋人いるの?」とホストファミリーの14歳の男の子に聞いてみました。
思春期真っ只中だし、照れて流されるかな?と思ったら…意外にもあっさり「今はいないけど、気になる子はいる」との返事。
そこから、彼のこれまでの恋バナがぽろぽろとこぼれてきて…聞いていてなんだか微笑ましくて、心が温かくなったので、その記録を少しだけ。
なんと初彼女は8歳

彼いわく、これまで付き合った彼女は5人。最長で続いたのはなんと2年間。8歳で初めて付き合ったそうで、その頃からすでに「恋愛」していたなんてびっくりです。
彼女たちとの出会いは、だいたい学校。デートに行く場所は、海。そう、ビーチです。ドミニカならではかもしれませんが、潮風に吹かれながら歩いたり、ココナツジュースを飲んだりしたのかな…なんて想像してしまいました。
ある彼女の誕生日には「チョコラテ(チョコ)とお花をプレゼントした」と教えてくれました。ちゃんと花屋さんに行って買ったそうで、思春期の少年が花を選んでプレゼントって…。アラサーは話を聞きながらキュンキュンしました。
ちなみに、チョコはお母さんが用意して買ってくれたとのこと。
私が8歳のころは、『ミルモでポン!』が大好きで、好きな男の子なんて皆無でした。そしてたまごっち!の世話に必死で、学校行っている間は、母親にたまごっちのお世話をお願いしていました。
家族と恋愛、そして文化のちがい
彼は、「彼女のことは全部お母さんに話してる」とのこと。日本の男子中学生だと、親に隠すのが普通だったりするけれど、彼にとっては自然なことらしい。
「告白するの?」と聞いてみたら、「好きです、彼女になってくださいってちゃんと言うよ」とのこと。ドミニカにもちゃんと“告白文化”があって、想いを伝えて関係をはじめるそうです。なんだか嬉しい共通点。
タイプは断然「flaquita(細身の子)!」と即答してくれました。ティーンらしい素直な回答に、思わず笑ってしまいました。
たしかにドミニカのティーンは細身の子が多いですが、もう少し年を重ねるとぽっちゃりしている女性が多いです。前話した40代くらいの男性は、ぽっちゃりが好きと話していました。異性の好みはだんだん変わっていくのか、それとももともとなのか…。もっと色んな人にインタビューしてみようと思います!(笑)
そして興味深かったのが、「恋人を同時に複数人持つ人もいるの?」と聞いてみたときの反応。「絶対ない、誰ともダブっていないよ」と、きっぱり。けれど、周りの友達には同時に数人と付き合っている子も普通にいるそうです。このあたりは、文化や価値観の違いが感じられる部分でした。
実は私の方が恋愛経験少ないかも?
会話の途中、「じゃああなたは何人と付き合ったことあるの?」と聞き返されて、私はちょっと焦ってしまいました。
正直、5人も付き合ったことなんてないけれど、つい見栄を張って「5人くらい…かな」と言ってしまった私。(笑)
でもその瞬間、「最長はどのくらい?」とさらに聞かれ、「えっと…2年も続いたことは、ない…」と答えて、自分で言いながらちょっと恥ずかしくなってきました。
よく考えたら、私より彼のほうが恋愛経験豊富なのかも。そう思うと、ちょっぴり複雑で、でもなんだかおかしくて。
14歳男子、恋愛偏差値、高し。
おわりに
思わぬところから始まった恋バナタイム。
「年齢」っていうより「その人の感情の深さ」って大事だな、と改めて思った一日でした。
今日も、ドミニカの田舎で、思春期男子と向き合いながら、私は元気にやっています。